上顎臼歯部の骨が著しく少ない患者さんに上顎洞底挙上手術を行い12ミリのBLXインプラントを埋入した症例
40代の女性です。術前にCT検査を行い画像を見ると、上顎臼歯部の上顎洞までの骨の垂直的距離がわずか1ミリほどしかありませんでした。
こうした症例では、上顎洞底挙上手術を行わなければ固定式の歯を作ることができません。そして、上顎洞底挙上手術とインプラント埋入を同時には行えないケースです。
まず1回目の手術として上顎洞底挙上手術を行い、4、5か月後に再度CT検査をして骨造成ができていることを確認します。
それから2回目の手術としてインプラントを埋入します。この患者さんに使用したのは、S社の最新型インプラントBLXで、長さは12ミリです。 最終的に、上部構造を良い状態で装着することができました。パノラマ写真を見てもわかる通り、上部構造の形状はコンパクトで小さすぎず大きすぎず、ちょうどよい形に仕上がりました。大きいと咬合圧がかかってしまいます。歯冠乳頭が綺麗にでき、清掃性も良いと思います。歯の色も天然歯とよく合っています。
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