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審美領域へのインプラント埋入と同時に人工骨を用いてGBRを行った症例

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30代の男性です。右上2番側切歯欠損で来院されました。審美領域へのインプラント治療を行った症例です。 欠損部に隣接する1番にはセラミック冠が入っており、3番の犬歯は健康な天然歯でした。ご本人は、できる限り歯を削りたくないということでインプラント治療を選択されました。 審美領域に対するインプラント治療は、インプラントを埋入するタイミングが遅くなればなるほど難しいと言われています。できるだけ骨の吸収が起こる前に、抜歯と同時にインプラントを埋入した方が審美的に良い結果が得られます。 ただ、この方の場合は抜歯からかなり時間が経っていたため、充分な医療面接を行い、将来作られる歯の長さが長くなることを説明しました。それでも良いという返事をいただいたので、インプラント治療を行いました。 とくに日本人は頬舌的な骨の幅、骨のボリュームが無いうえ、軟組織も薄い人が多いので、審美領域へのインプラント埋入が難しいと考えられます。埋入と同時に人工骨を用いてGBRを行い、インプラント手術を終了しました。 3か月後にはインプラントを用いた仮歯を装着し、形体や色をご本人と相談しながら最終的な補綴物を作っていく予定です。 160218_1 160218_2 160218_3
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