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インプラント治療における歯科衛生士の役割

インプラント治療における歯科衛生士の役割

インプラント治療を希望して来院する患者さんの多くは、口腔内の清掃状態が悪く、プラークコントロールレコードの評価を見ても汚れが残っていることが多いようです。

ご自宅で患者さんがいくら努力して歯磨きをしても、歯科医院に来院して専門技術を持つ歯科衛生士が正しい方法を指導しなければ、口腔内の状態はなかなか改善されません。

インプラント治療を開始する前に、まず歯科衛生士による初期歯周治療を行うことが大切です。

また、治療が終わった後も、3か月以内に一度の定期的継続的なメインテナンスを行い、清掃指導を行うことも歯科衛生士の重要な役割です。

口腔内の清掃状態を調べるために、染め出し液を使うのは重要な検査方法です。

ただ、どこが汚れているか患者さん自身が手鏡で見て理解するのは難しいことです。汚れを染め出した状態で口腔内を5方向から写真撮影するのも一つの方法ですが、患者さんの中には、そのような写真を撮られたくないという方もいらっしゃいます。

そこで、今私が考えているのは、口腔内スキャナーを使う方法です。口腔内スキャナーはカラーで撮影でき、画面上で拡大もできます。幸いなことに、当医療法人の3つの医院全てに口腔内スキャナーが設置されています。歯科衛生士の数も確保できているので、メインテナンスや口腔内の清掃指導に活用していくことを検討しています。 口腔内スキャナーには、まだまだ多様な使い方があると思います。今後、その有効利用を考えていくつもりです。

当院にある口腔内スキャナー

口腔内の清掃指導に使うアイテム

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