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サイナスリフトの症例[1]

 先月は、サイナスリフト(上顎洞底拳上手術)が多く、8人の患者さんに行いました。インプラントのオペは毎日でしたが、そのうち週に2回はサイナスリフトということになりました。  私はラテラルウィンドウテクニックしか使わないので、洞粘膜を損傷しないように挙上し、人工骨を入れ、インプラント埋入を行っています。  当院の患者さんは、他院で上の奥歯のインプラントはできないと言われ諦めていたのを、「そんなことないよ。」と知り合いの方から当院のことを紹介されて来院するケースが多いようです。  良い機会なので、サイナスリフトの症例をいくつか紹介したいと思います。

【症例1】  この患者さんは、60代の女性です。右上に歯が無く、入れ歯は入れたくない。固定式の歯にしたいという希望で来院されました。上顎の第一大臼歯部、第二大臼歯部は上顎洞底がかなり低い位置にあったために、上顎洞底拳上手術の適応症となりました。  今回も、静脈内鎮静法を用いて行いました。3本のインプラントの内、1本は拳上手術に関係なく埋入できたのですが、奥の2本はやはりラテラルウィンドウテクニックを使ってのオペとなりました。
横浜市磯子区インプラント 友生歯科医院 無断転載禁止 洞粘膜をきれいに拳上した後の様子。
横浜市磯子区インプラント 友生歯科医院 無断転載禁止 フリアデント社のXive(ザイヴ)インプラントを3本同時に埋入した様子
横浜市磯子区インプラント 友生歯科医院 無断転載禁止 こちらは、術後の様子(レントゲン写真)です。
オペの所要時間は、1時間20分くらいでした。
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