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サイナスリフトを行い3本のインプラントを埋入した症例

サイナスリフトを行い3本のインプラントを埋入した症例

 30代の女性です。

 右上の4番、5番、6番欠損で来院されました。

 インプラント治療は初めてなので少し怖いということで、当初は、できるだけ低侵襲な手術をお願いしますとおっしゃっていました。

 カウンセリングを行い、ショートインプラントを使った低侵襲な治療も紹介しましたが、「年齢が若いので、10年、20年、30年先を見越して考えた場合、サイナスリフトを行って長いインプラントを埋入するのも一つの方法ではないですか」とじっくり話し合いをしたところ、「先生のスキルを信用して、サイナスリフトをやります」ということになりました。

 決して無理強いをしたわけではありません。この方は医療従事者であり、熟考された結果だと思います。

私は神様ではないし、ドラマのように「私、手術は絶対に失敗しませんから」とは絶対に言えません。ただ、今まで失敗したことはありません、とお話しました。

結果的に、手術は成功し、長い11ミリ以上のインプラントを3本埋入しました。

サイナスリフトを行うと、手術後に顔が腫れて内出血や口角炎を起こすことがあります。私は術前に必ずそのことを説明しています。

内出血はやがて黄色くなり、1週間後には元の肌色に戻ることもお伝えします。

今はマスクをしているので、職場では顔を隠すことができますが、家に帰ってマスクを外してびっくりされては大変です。術前に偶発症の予測を立て、術後の顔貌の様子を絵を描いてお渡しすることで、ご家族や職場の方に心配をかけないようにしています。 6月は、サイナスリフトが4件あり、低侵襲なショートインプラントを使った症例も多数ありました。

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