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サージカルガイド(最新型インプラント埋入システム〝EXPERT EASE〟)

7月23、24日の二日間、大手歯科材料会社のデンツプライ社から学会に招待されました。

それ以前に、最新型のインプラント埋入キットをその会社から提供されていたのですが、このキットがとても有効であり、今後このようなキットが歯科のインプラント治療にどんどん活用されていくということを実感しました。 こちらがそのキットです。 最新型インプラント埋入システム〝EXPERT EASE〟 このシステムは、歯科用コーンビームCT(こちら)を使い、インプラントをどの位置、どの方向にどのくらいの長さのインプラントを埋入したらいいかということを、CTのデータに基づいてパソコン上で治療計画を立てるものです。 そしてその治療計画に合ったサージカルガイドを制作して、ガイドに従ってただドリルで骨を掘るだけで簡単にインプラントが埋入できるという最先端の埋入方法です。 そのサージカルガイドには、3種類あります。 最新型インプラント埋入システム〝EXPERT EASE〟 骨の上に載せる骨支持型、歯茎の粘膜の上に載せる粘膜支持型、そして歯が多数残っている場合は、歯の上に載せる歯牙支持型です。 確かにこれは、非常に簡単に行える治療ではありますが、サージカルガイドが正しい位置に設置されていなければ、とてもひどい方向に埋入される危険性もあります。 ですからやはり、インプラント治療の初心者が最初からこのようなガイドだけに頼って埋入するのは危険だと思います。 サージカルガイドがなくても、ある程度臨床での経験を活かして危険を回避する技術や知識をもっているインプラント専門医が使って初めて、有効な治療方法であると思いました。 上顎に歯が一本も無い無歯顎のケースでも使えますし、下顎の無歯顎のケースでは、なお短時間でオペを行うことができます。そのインプラントの上に載せる上部構造の形態も作りやすいものとなることは、間違いありません。 もちろん、サージカルガイドを使わなくても、8本くらいまでの少ない本数の欠損であれば簡単にオペができますが、無歯顎のケースにはこのシステムは有効だと思っています。 今後、サージカルガイドを使う症例がいくつも予定されているので、オペの様子や最終補綴物が入った状態は、順次このブログでご紹介できると思います。
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