一歯欠損に対し、ピンポイントでサイナスリフトを行った症例
サイナスリフト(上顎洞底挙上手術)を行う際、複数本のインプラントを埋入する場合は挙上手術を広範囲に行い、骨補填材を充分に入れて骨造成を行うことが多いのですが、中には、1本の歯の欠損に対してサイナスリフトを行うこともあります。
そのような場合、インプラントを埋入する直上に、ピンポイントでサイナスリフトを行うことがよくあります。
それにより手術時間は短時間で終わり、患者さんの外科的侵襲度も少なくて済みます。
この症例は50代の男性です。30分から1時間程度で終えることができ、痛みも腫れもなかったということで、手術に対して非常に高い満足度を得ることができました。
1本のインプラントに対してサイナスリフトを行うにあたり、ソケットリフトやリーマーテクニックという方法を行うことも考えられますが、私にとってはこれまで長く行ってきたラテラルウィンドウテクニックが一番得意で確実な方法です。当院ではほとんどのケースでラテラルウィンドウテクニックを選択しています。
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