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上顎はインプラントオーバーデンチャー、下顎はボーンアンカードブリッジ。上顎下顎ともに20年以上経過良好の症例

上顎はインプラントオーバーデンチャー、下顎はボーンアンカードブリッジ。上顎下顎ともに20年以上経過良好の症例
80代の女性です。今から20年以上前に当院でインプラント治療を受けた患者さんで、定期的にメインテナンスに通っていらっしゃいます。 下顎の左側は、5番、6番、7番。右側は、3番、5番、6番、7番にインプラントを埋入し、固定式のボーンアンカードブリッジを装着しています。 上顎は、4本のインプラントを埋入して入れ歯を安定させるインプラントオーバーデンチャーという方法で治療しました。 最近当院では、上顎に対するインプラントオーバーデンチャーをほとんど行っていません。下顎へのインプラントオーバーデンチャーは成功率が高く、カナダのマギル大学でも、2本のインプラントを埋入すれば予後が良いいう論文を発表しています。一方、上顎に対するインプラントオーバーデンチャーは成功率が高いという論文はあまり見かけません。 この違いは何かというと、骨の質も考えられます。インプラントオーバーデンチャーを支える維持装置(ボールアタッチメント、磁石、ロケーターなど)がいろいろと開発されていますが、症例に応じた選定が難しいようです。 ただ、この患者さんの場合は、20年以上経過良好です。画像を見ても、それだけの年数が経過しているとは思えません。きちんと定期的に通って下さり、ご本人のメインテナンスの仕方も良いのだと思います。
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