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サイナスリフト
上顎洞底拳上手術を2回法で行った症例

上顎洞底拳上手術を2回法で行った症例

2013.11.16 サイナスリフト

この患者さんは40代男性です。右上の6番7番欠損に対しインプラント治療を行いました。

術前にCT検査を行ったところ、上顎洞底までの距離が5mm以下でした。5mm以下では、上顎洞底拳上手術とインプラントの埋入手術を同時に行うことができない可能性が高いです。私はできる限りリスクを回避し、長く使える歯を作りたいので、この患者さんの場合は　6ヶ月前にまず上顎洞底を拳上しました。そしてこのたび再度CT検査を行って、骨の造成がしっかりとできていることを確認してからインプラントを埋入しました。

今回使用したのは、長さ11mm、直径4.5mmのXiveインプラントです。既に上顎洞底は拳上されていたので、ドリミングして穴を開けたところ底の部分は充分に骨化されおり、インプラントの初期固定はしっかり確保できました。

上顎洞底拳上手術は１回で行うこともあれば、今回のように2回に分けて行うことが必要な場合もあります。