前歯部に骨移植を伴う審美的インプラント治療を行った症例
このところ前歯部にインプラント治療を希望して来院される方が多くなったように思います。
例えば虫歯の細菌が歯根の先端にまで入ってしまい抜歯を余儀なくされた場合や、むかし交通事故等で外傷を受けた影響で、徐々に歯を支えている骨が喪失して歯がぐらぐらになったケースなどです。
このように前歯を抜かなければならない状況になった時、従来は健全な隣在歯を削ってブリッジを入れる治療が行われてきました。しかし最近では欠損した部位だけにインプラントを埋入し、審美的なインプラント治療を行うことが多くなりました。
この患者さんは20代女性です。
初診時、右上の側切歯に大きな骨欠損があり、この方の場合はインプラントをすぐに埋入することができませんでした。オトガイ部（下顎骨の先端部）から約１センチ×1.5センチの骨を骨欠損部へ移植し、その移植した骨が生着した後、インプラントを適切なポジションに埋入して審美的な補綴処置を行いました。
骨移植を行った場合は、治療期間が従来のインプラント治療に比べると長くなります。しかし慌てる治療ではないので、患者さんが納得のいく審美的な補綴物を装着して、良い結果が残せるようゆっくりとアプローチした方が良いと考えます。
例えば虫歯の細菌が歯根の先端にまで入ってしまい抜歯を余儀なくされた場合や、むかし交通事故等で外傷を受けた影響で、徐々に歯を支えている骨が喪失して歯がぐらぐらになったケースなどです。
このように前歯を抜かなければならない状況になった時、従来は健全な隣在歯を削ってブリッジを入れる治療が行われてきました。しかし最近では欠損した部位だけにインプラントを埋入し、審美的なインプラント治療を行うことが多くなりました。
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初診時、右上の側切歯に大きな骨欠損があり、この方の場合はインプラントをすぐに埋入することができませんでした。オトガイ部（下顎骨の先端部）から約１センチ×1.5センチの骨を骨欠損部へ移植し、その移植した骨が生着した後、インプラントを適切なポジションに埋入して審美的な補綴処置を行いました。
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