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口腔外科手術にa‐PDTレーザーを使用した症例

この患者さんは、上顎の前歯部にインプラントを希望して来院されました。
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インプラントの隣在歯をレントゲンとCTで検査した所、歯根の先端に病巣がありました。ただし、歯を取り巻く骨は十分に存在し、歯周ポケットも深くなく、歯の動揺もなかったので、根尖部の病巣さえ取り除けばかなり長く持つと考えられました。 そこで、歯根端切除術という口腔外科の最も基本的な手術を行いました。右上1番、右上3番、右上4番の計3本です。 そしてインプラントのオペを行ったのですが、この症例でいつもの治療と違っていた点は、根尖部の病巣(膿疱)を摘出した後に、バイオジェルを注入して、そこにa‐PDTレーザーを照射しました。
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最近、このa‐PDTレーザーによる治療方法について様々な報告が行われています。特に、嫌気性桿菌に対して非常に有効であるとあちこちで報告されており、このような口腔内の手術後にレーザーを照射することにより、術後の腫れや疼痛を軽減でき、予後も良好になると言われています。 当院ではこれまでずっとa‐PDTレーザーを急性歯周炎やインプラント周囲炎の治療に使ってきましたが、今回は口腔外科手術に使いました。術後の疼痛、腫れもなく、非常に良い治療法だと考えられます。
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