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インプラント施術方法
審美領域の天然歯の隣にインプラントを埋入した症例

審美領域の天然歯の隣にインプラントを埋入した症例

2014.02.05 インプラント施術方法

前回に続き上顎前歯部にインプラントを埋入した症例です。

この患者さんのように上顎前歯部において天然歯の隣にインプラントを埋入する場合、歯頸線のラインを天然歯と揃え、歯の長さを同じにしなければなりません。インプラントの埋入方法には抜歯後すぐに行う即時埋入と、時間をおいて行う待時埋入があります。審美領域の場合はできるだけ早く埋入する方が綺麗に仕上がりますが、全ての症例で即時埋入できるわけではありません。抜歯した時、その歯肉が厚く外側の骨が充分に残っている場合は、新しい歯はきれいに仕上がります。しかし歯肉が薄く外側の骨も無い場合は、出来上がる歯が長くなってしまうため隣の歯との調和が難しくなります。審美領域にインプラントを埋入する場合は、その患者さんのスマイルラインや骨の状態、歯肉の厚さなども充分精査して埋入時期や治療法を決定します。この患者さんの場合は、抜歯時即時埋入（イミディエイトインプラント）を行いました。従来のインプラントは骨にしっかり定着し機能することが求められてきました。しかし今後は、とくに審美領域においては、隣の歯と調和し、見た目にも機能的にも自分の歯と見分けがつかない歯に仕上げて欲しいというニーズが増えていくと考えられます。