左上臼歯部に対し、欠損部と臨在歯の部位までサイナスリフトで骨造成を行った症例
30代の男性です。左上6番(第一大臼歯)欠損に対する治療で来院されました。
欠損補綴の方法を検討する際、ご本人から「3歯分の力を2歯で支えるブリッジでは、将来的に支台歯となった歯の寿命が短くなりますか」という質問がありました。「その可能性はあります」とお答えしたところ、ブリッジではなくインプラントを選択されました。
CTで精査した結果、サイナスリフト(上顎洞底挙上手術)が必要とわかりました。
ご本人からの強い希望で、7番部が将来保存不可能になった時すぐにインプラントを埋入できるように、今回のサイナスリフトで7番部の骨造成もしっかり行うことになりました。
患者さんがご自分の将来を見据え、長期的な歯の健康を考えて相談に来られたとはすごいことだと思います。
術前のパノラマ写真
術前のCT
術後のCT
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