歯槽骨頂に骨が無い患者さんへサイナスリフトを行った症例
この方は5年前に左上の上顎洞底拳上手術を行い、綺麗に歯を入れた患者さんです。
今回は反対側の右上第一大臼歯がぐらぐらになり、抜歯後治癒を待って上顎洞底拳上手術を行ったところ、上顎洞底部(歯槽骨頂部)にほとんど骨がありませんでした。したがって、ちょっと特殊な症例です。 上顎洞底拳上手術には、上顎骨の側方からアプローチするケース(ラテラルウインドウテクニック)や歯槽骨頂からアプローチするケース(クレスタルアプローチ)などいろいろな方法があります。 私はいつもラテラルアプローチを行いますが、CT画像を見ると時々歯槽骨頂に骨が無い方がいらっしゃいます。その場合はラテラルアプローチを行っても、結果的には歯槽骨頂からアプローチするのと同じことになってしまいます。 この症例はまさにそのケースです。骨のてっぺんに骨が無く、ラテラルアプローチを行ったけれども、歯槽骨頂からアプローチしたのと同じ結果となりました。そして手術はうまく成功しました。 こういう症例では骨の厚みが確保されていないため、インプラントをすぐに埋入できません。むしろ、すぐには埋入しない方が良いということです。サイナスリフトを行った後、3~6ヶ月経って骨が確実に出来上がり、CTで確認をしてからインプラントを埋入する2回法が良いと私は考えています。
今回は反対側の右上第一大臼歯がぐらぐらになり、抜歯後治癒を待って上顎洞底拳上手術を行ったところ、上顎洞底部(歯槽骨頂部)にほとんど骨がありませんでした。したがって、ちょっと特殊な症例です。 上顎洞底拳上手術には、上顎骨の側方からアプローチするケース(ラテラルウインドウテクニック)や歯槽骨頂からアプローチするケース(クレスタルアプローチ)などいろいろな方法があります。 私はいつもラテラルアプローチを行いますが、CT画像を見ると時々歯槽骨頂に骨が無い方がいらっしゃいます。その場合はラテラルアプローチを行っても、結果的には歯槽骨頂からアプローチするのと同じことになってしまいます。 この症例はまさにそのケースです。骨のてっぺんに骨が無く、ラテラルアプローチを行ったけれども、歯槽骨頂からアプローチしたのと同じ結果となりました。そして手術はうまく成功しました。 こういう症例では骨の厚みが確保されていないため、インプラントをすぐに埋入できません。むしろ、すぐには埋入しない方が良いということです。サイナスリフトを行った後、3~6ヶ月経って骨が確実に出来上がり、CTで確認をしてからインプラントを埋入する2回法が良いと私は考えています。
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