矯正治療後、上顎前歯部に骨造成を行い2本のインプラントを埋入して上部構造を装着した症例
20代の男性で、当院で矯正治療を受けていた患者さんです。
矯正治療がある程度終わったので、上顎中切歯(両側1番)に対しインプラントを用いた欠損補綴を希望されました。
上顎の両側1番に2本のインプラントを埋入し仮歯を装着して、患者さんの要望を聞きながら最終補綴物を装着しました。
左右の歯頚線のラインが綺麗に揃っており、歯冠乳頭も綺麗に仕上がっています。
この方の場合も、待時埋入だったため、唇側にかなりの骨造成を行っています。ご本人は、歯がきれいに仕上がったと満足してくださいました。
この方は、わざわざ九州から飛行機で当院まで通院されていました。ただインプラント治療というのは、毎週毎週治療を行うわけではなく、第一段階のインプラント埋入、第二段階の型取り、第三段階の仮歯の装着、第四段階の最終補綴物の装着と、大きく分けると4ステージか5ステージしかありません。その間は、ほとんど通院しなくても良いという利点があります。
この方のように「遠方から通いたいのですが大丈夫ですか」いう質問の他に、「当院で治療を続けたいのですが、仕事の都合で引越すのでどうしたらいいですか」と聞かれることがあります。当院で使用しているインプラントは、世界四大メーカーのうちの一社のものです。他院に転院しても、転院先への連絡、ネットワークは確保され、継続してメインテナンスを受けることができます。たとえ海外であっても大丈夫です。
ですから、主要メーカーのインプラントを使用している歯科医院で治療を受けてほしいということです。
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