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10分でインプラント手術を行った症例

60代の女性です。右上の2番欠損で来院されました。

ご本人が低侵襲の手術を希望されたので、フラップレス手術でサージカルガイドを用いてインプラント埋入を計画しました。さらに、精神的なストレスを受けたくないということで、麻酔科医の立会いのもとで行う静脈内鎮静法を希望されました。

実際のオペは直径3.4ミリ、長さ11ミリのインプラントを埋入し、オペ時間は10分でした。

オペ時間はとても短いのですが、それまでの準備は時間をかけて行っています。逆に言うと、治療計画や入念な準備を行っているから時間を短縮できたのです。医療面接から始まり、治療計画の立案、ガイドの準備、検査を行い、インプラント手術を行います。歯科麻酔専門医の協力、インプラント学にのっとった知識と手技、コメディカルスタッフの協力、術後のフォロー、これらの内の一つでも欠けたら結果はゼロになってしまいます。いつも言うように、治療は掛け算です。ひとつひとつの手順を、足し算ではなく、1つ間違えると全てゼロになるという、慎重さで行っています。

術後 CT画像

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