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2回法でインプラント治療を行った症例

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70代の女性です。約半年前、左上大臼歯の欠損で来院されました。 70代というご年齢もあり、入れ歯にするかインプラントにするか医療面接でいろいろお話したところ、入れ歯はどうしても嫌だということでインプラントを選択されました。  歯科用CTで精査した結果、欠損した大臼歯部にインプラントを埋入するには骨造成の必要があるとわかりました。しかも上顎洞底までの垂直的な距離が1~2㎜と骨量が非常に少なく、1回のオペで骨造成とインプラント埋入を行うことが難しいとわかったため、6ヶ月前に静脈内鎮静法を用いて上顎洞底拳上手術と骨造成だけを行いました。つまり、インプラント治療を2回法で行った症例です。 2016_0921_01 当院で上顎洞底拳上手術を行う患者さんの約90%は1回法で行いますが、中には2回法を選択せざるを得ない患者さんもいらっしゃいます。 そして今回、6ヶ月が経過し、術前のCT検査で骨造成が充分な成果を得られていると分かったため、通法どおりインプラントを1本埋入しました。オペは約15分で無事終了し良い結果が得られたと思います。 ご本人もCTを見て納得され、きれいに入ったと喜んでいただきました。数か月後には最終的な大臼歯が装着される予定です。 2016_0921_02 2016_0921_03
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