IMZインプラントのメインテナンスを行った症例
今から17年ほど前に埋入したIMZインプラントの症例です。こちらの患者さんは定期的にメインテナンスに来院され、年に一回、IMCという緩衝剤の交換をずっと続けておられます。
IMZインプラントは、おそらく今インプラントを勉強されている先生は携わったことが無いのではないかと思われます。今から数年前にドイツで製造中止となりました。
インプラントというのは基本的に天然歯と連結してはいけないというコンセプトなのですが、このIMZインプラントは緩衝材としてIMCをインプラントの上にのせることにより天然歯と連結しても良いという考え方でした。しかし今はこれ以外のインプラントが主流となり製造中止となりました。
ただ、17、8年ほど前は当院でも結構な数のIMZインプラントを埋入していて、こうして今でも定期的にメインテナンスに来院していただいています。咀嚼機能に問題は無く使われていますので、まんざら悪いものでは無いと感じます。
ただしインプラント体がだめになるより、連結された天然歯の方が壊れてきて、そこに追加のインプラントを埋入するケースもたまにあります。
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