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アストラテックインプラントシステムEVの研修会に参加しました
7月2日(日)、デンツプライシロナ株式会社が主催する研修会に参加して来ました。
一緒に行ったのは当院の若手医師M先生と、いつも当院がお世話になっている技工士さんです。
これまでデンツプライシロナ社は主に「オッセオスピードTXインプラント」を提供してくれていましたが、この7月から「アストラテックインプラントシステムEV」を発売することとなり、その新システムに関する研修会が行われました。
TXとEVの大きな違いは、インプラントのサイズ(直径と長さ)のバリエーションが増えたということです。
また、インプラントとアバットメントとの接続部分のシステムが少し変更され、インプラントの直径に応じて、インプラントとアバットメントを接続するネジの太さも変わるということです。
つまり、これまではインプラントの太さに関係なく同じサイズのネジが使われていましたが、新システムではインプラントの直径に比例してネジの太さが変わります。
インプラントの治療後、骨に埋入したインプラントが緩んだり動いたりすることはまず無いのですが、3年、5年、7年と使っているうちに、歯とインプラントを接合しているチタン製の小ネジが緩むことがあります。そうなると、ものを噛んだ時に歯が少し揺れる、がたつくと言って来院されることがありますが、そのままネジのゆるみを放置すると、ネジの破折につながり、さらに進むと骨の吸収にもつながるというリスクがあります。
そのようなネジのゆるみを解消するために開発されたのがこのEVです。ドリミングなどの外科的な手技にはさほど違いがないのですが、治療後の歯の緩みやがたつきなどのトラブルは、今後減少するのではないでしょうか。
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