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最新型のショートインプラントBLXを使いピンポイントで埋入手術を行った症例

60代の男性です。サイナスリフトを行うか、ストローマン社製の最新型ショートインプラントBLXを使用するか、カウンセリングでいろいろと話し合いました。

低侵襲の手術を希望されたため、ショートインプラントを使用することになりました。

CT上で精査したところ、「ここだ」というポジションが一箇所だけあり、ピンポイントでショートインプラントを埋入することができました。

この手術はガイドを使用せず、私がフリーハンドで埋入しました。使用したのは、直径4・5ミリ、長さ6ミリのBLXです。

ただ、ショートインプラントについては、長期使用のエビデンスが確立されていません。海外の文献を見てもせいぜい5、6年ですから、患者さんにはリスクファクターも含めて充分に説明するようにしています。

私の感覚としては、初期固定に優れたBLX、またはEVインプラントであれば、予後が期待できるのではないかと思っています。

ただし、手術にあたって何らかのトラブルが発生して短いインプラントが入らない場合は、従来の方法に切り替え、サイナスリフトを行って骨造成を行い、長いインプラントを埋入します。そのことを事前に説明してから手術を行っています。

術前 パノラマ写真

術前 CT画像

インプラント埋入後 CT画像

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