歯科治療におけるモニタリングの重要性

インプラント治療を行う際、難しい時間のかかる手術や、心臓病や高血圧症などの全身疾患を持つ患者さんの場合は、脳波モニターを付け、脈拍、血圧や血液中の酸素飽和度を測定するモニタリングを行います。酸素飽和度の波形に異常がみられる場合は、心電図を測定し不整脈がないか確認します。
患者さんの中にはコロナが蔓延した3~4年の間、健康診断を受けていない方も多く、自分は健康と思っていても歯科治療中の心電図で不整脈が見つかるケースが増えています。
循環器専門医に診ていただくよう、対診状を書いて、感謝されたこともあります。
40代の男性です。抜歯で静脈内鎮静法を行った際、期外収縮が2回続けて起きる二段脈(不整脈)が見つかりました。循環器の先生に対診状を書き、精査したところ上室性期外収縮と心室性期外収縮という不整脈が見つかり、心臓に問題があるという診断結果が届きました。
外科処置で使用する局所麻酔薬の中には、エピネフリンという血管を収縮させる薬が含まれており、その含有量が高くなると頻脈となり、不整脈を引き起こすことがあります。但し、エピネフリンを全く含まない局所麻酔薬では、痛み止めとしての効果が下がり、痛みによるストレスで不整脈が出ることも考えられます。
この患者さんに対しては、当院の歯科麻酔専門医がエピネフリンを通常の半分量に加工し、局所麻酔薬として使用しました。結果として、不整脈は出なかったので、エピネフリンが心臓に負荷をかけていたことがわかりました。
このように、患者さんによっては、心臓に負荷のかかりにくい麻酔薬を準備して外科手術を行うことがあります。術中は心電図を測定しながら安心安全な治療を行っています。
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