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第54回日本口腔インプラント学会学術大会に出席しました
11月1日(金)から3日(日)の3日間、国立京都国際会館で公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会が開催され、出席してきました。
今回の私の最大の目的は、日本口腔インプラント学会の専門医教育講座を受講して、専門医の資格を継続することです。この講座のタイトルは、「超高齢社会のインプラント治療-ライフステージに則した医療従事者としての対応-」です。講師は、大阪口腔インプラント研究会施設長の阪本貴司先生でした。
私も同様の体験をしているのですが、20年以上インプラント治療を行っていると、20年前、25年前にインプラントを埋入した患者さんがご高齢となり、80代、90代に達しています。中には、有料老人ホームなどの施設に入所している方もいれば、家族と一緒に生活している方もいて様々です。その高齢者に対して、それぞれの状況に則したメインテナンス方法とは、という内容でした。
これまでも、当学会の専門医教育講座を受けてきましたが、毎年メインテーマが変わります。数年前は、BRONJ(ブロンジェイ)という、ビスホスホネート系薬剤によって発症する合併症についてで、骨粗しょう症の薬を使った患者さんにインプラント治療が可能かという話でした。
その翌年は、今話題になっている「歯科治療のDX化」です。口腔内スキャナーを使った型取りや、メタルレスの材料を使った上部構造の製作についての話でした。
毎年、時代に即したテーマが展開されていると感じています。今回は京都で行われた大きな学術会議でしたが、全国各地に支部があり、地方でも数多く開催されています。いろいろな先生方が講義を行っておりBRONJの時、私は全国5か所くらい講演を聞きに行きました。
当学会の専門医資格を取得するには講演を聞き、継続するためにまた講演を聞く必要があります。さらに、多くの症例を提出する必要があり、かなりハードルは高いと感じています。今回、会場でたまたま居合わせた若い先生に「専門医資格は取得したの?」と声を掛けてみたところ、「かなり難しいです」という返事でした。
当院で働いている先生方はいろいろな学会に所属しています。日本口腔インプラント学会の認定医、日本顎咬合学会認定医もいます。勉強してこうしたライセンスを取得することは治療に対する自信につながるので、良いことだと思います。
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