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4月から最新型のCTが導入されました
この4月から、本院である山口歯科医院に最新型のCT、TrophyPanExcel(トロフィーパン エクセル)3D NEOが導入されました。当医療法人としては4台目のCTです。
これまで山口歯科医院ではレントゲン室のスペースの関係上、CTを入れられないと断念していましたが、年々CTやパノラマレントゲンなどの機器が技術の進歩により小型化され導入が可能となりました。
従来、レントゲンやCTで口腔内を撮影すると、そこに入っているクラウンなど金属の影響で、画像に部分的なブレが生じていました。この最新型CTの良いところは、その金属アーチファクト(光の乱反射)を簡単に低減処理できることです。
先ほど説明したのはホワイトアーチファクトですが、もう一つ、CT画像にはブラックアーチファクトという現象も存在します。例えば、骨の中にインプラントが3本並んでいる場合、インプラントとインプラントの間にブラックアーチファクトという黒い帯状の線が画像上で発生するのですが、それもこの最新型CTなら低減処理できるのです。それにより、インプラント間で起こる異変を早期に発見しやすくなります。素晴らしいことだと思います。
これまでも各社からいろいろなCTが開発されてきましたが、 アーチファクトの処理を自動でできるのはこれもAI技術の進歩なのかもしれません。詳細な技術はメーカでも秘密だそうです。被ばく量も少なく、撮影時間も短い、優れたCTということです。
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