アトランティスアバットメントを用いて下顎の多数歯欠損補綴を行った症例
こちらの患者さんは、60代の女性です。左下の2番から反対側の7番まで欠損していました。初診時は局部床義歯を装着していましたが、当院でインプラント治療を行ったご友人の紹介で来院され、インプラント治療を希望されました。
局部床義歯を長い間装着していると、どうしても骨が委縮してしまいインプラントを埋入できるポジションがかなり制約されます。
インプラント埋入の考え方は大きく2つに分かれ、補綴主導型と外科主導型が挙げられます。補綴主導型というのは歯を作る時に作りやすいポジションに埋入するという考え方です。ただ余りに骨が無い場合は困難で、長期予後を期待する場合はやはり、既存骨のある場所に埋入することが望ましいと思います。
今回のケースは、下顎臼歯部に対しては既成のアバットメントで製作が可能でしたが、下顎前歯部に対してはアトランティスアバットメントを用いて、今、補綴の準備を行っているところです。近いうちに綺麗な歯が装着できると考えています。
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