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口腔内スキャナー3台目の導入

当院で、一昨年の暮れにS社の口腔内スキャナー、昨年の夏にD社の最新型口腔内スキャナーを導入したところ、患者さんからのニーズが非常に多いということがわかりました。 そこで、各医院に1台設置するため3台目を昨年末に導入しました。 口腔内スキャナーはメーカーによっていろいろな利点、欠点があります。 その歯科医院や患者さんのニーズに合った、機種を選定する必要があると思います。また、使い方、精度、技工所との連携もしくはマウスピース矯正との連携も考慮して、選定しなければなりません。 なぜこれほど口腔内スキャナーに対して先行投資しているか、お話したいと思います。今まで当医療法人は、33年前に本院を設立し、17年前に第二歯科医院、7年前に第三歯科医院を開院して、医療を提供する組織として地域に貢献してきました。 患者さんのニーズに対し、歯が無いところにインプラントを埋入する、ブリッジを入れる、義歯を作る、前歯には審美修復を行い、矯正は2人の矯正専門医が担当するなど、これまでも充分な医療提供を行ってきたと思っています。 ただ、今後の歯科医療のデジタル化を考えたとき、患者さんの診療時間の短縮、そして従業員の労働時間の短縮、歯の補綴物の製作期間の短縮や出来上がりの精度、正確さを求めるには、口腔内スキャナーが有効であると確信しました。 そのデータによって、院内でも補綴物を作ることのできる体制を整えたいと思い、昨年末から歯科技工所を開設しました。 そこでは、3院からのデータが集められ、最新のデジタルテクノロジーを活用したミリングマシーンによって、セラミック冠やジルコニア冠、インプラントの上部構造を製作しています。 現在、社会全体、全ての業界にこのデジタルテクノロジーの大きな波が押し寄せています。当院は、歯科医療業界おいてこの大きな波に乗り損ねてはならないと思っています。  後回しにするのではなく、いまこの大きな波に乗ることのできる歯科医院でなければ、存続は難しいと思います。日進月歩、新しい技術が生まれています。
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