心臓疾患を持つ患者さんに対し、インプラント埋入と上顎洞底挙上手術を2回に分けて行った症例
40代の男性です。以前、心臓に大動脈解離を起こした患者さんでスタンフォードA1型の手術を受けており、徹底した体調管理を行っているということです。
8月前半、歯牙支持型のガイドを使い、一度の手術で上顎に8本のインプラントを埋入しました。それから2週後、左上臼歯部に上顎洞底挙上手術を行い、1本のインプラントを埋入しました。いずれの手術も歯科麻酔専門医立ち合いのもと、静脈内鎮静法を用いて行っています。
2回の手術に分けて行った理由は、循環器の先生から血圧を120以上に上げないように、そしてオペ時間はできるだけ短くという対診状が届いてたたからです。インプラントの埋入手術と上顎洞底挙上手術を分けて行いました。
このように当院では、心臓疾患などの持病を抱えた患者さんが増えています。
歯科だけでなく、エリアを広げて他の科についても勉強しなければならないと思っています。
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