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日本口腔インプラント学会専門医資格について

日本口腔インプラント学会専門医資格について

当院はこれまで、日本口腔インプラント学会の専門医資格について、いくつかのメディアで記事にして紹介してきました。

先日、患者さんから「私はたまたま友人から紹介されて、こちらの医院で専門医の先生に出会えました。でも、そういうチャンスが無い人は専門医をどこで見つけたらよいのですか?」という問い合わせがありました。

日本口腔インプラント学会のHPには、都道府県別に専門医が全て記載されていますので、参考にして下さい。

日本口腔インプラント学会専門医の資格を申請するには、いくつもの項目で経験や技術が求められます。かなりハードルが高く、取得までに時間もかかります。

最近、臨床で患者さんを診ていると、約20年前にインプラントの多数歯埋入をした患者さんが、メインテナンスのために時々来院されます。長くインプラント治療を続けてきたと感じる瞬間です。

街中のレストランや喫茶店で、以前インプラント治療を行った患者さんにばったり出会うこともあります。先日も、90歳を越えている患者さんが歩み寄って下さり「あの時、先生に言われた通りインプラントの治療を受けておいて良かった。今では高齢となり出来ないけれど、20年前にやってくれて本当に助かっています。今でも何でも食べられますよ」と言われました。とても90歳を超えているとは思えないほと、お元気でハツラツとしていました。歯科治療がその方の健康寿命を伸ばすことに役立ったと思います。 

歯の治療をしてよく食べられるようになるのは良いことですが、注意すべきこともあります。糖尿病の患者さんについては、食べ過ぎて症状が悪化する場合があります。その心配がある患者さんがメインテナンスで来院された時は必ず「ヘモグロビンA1cの値は測っていますね」と注意喚起するようにしています。日頃、内科に通院されている場合は良いのですが、病院にかかっていない場合は特に注意が必要です。

 日本口腔インプラント学会の指針でもメインテナンスの項目の中に、「糖尿病の患者さんについては進行する可能性がある」と書かれています。

多くの場合、持病のある方は、歯が健康になると全身の健康状態についてもしっかり考えるようになるようです。貧血だった人、食が細かった人が、どんどん健康になっていかれるケースが多いと感じています。

 

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