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洞粘膜が非常に薄い患者さんに対しサイナスリフトを行いBLXインプラントを埋入した症例

洞粘膜が非常に薄い患者さんに対しサイナスリフトを行いBLXインプラントを埋入した症例

50代の男性です。

右上6番欠損で来院されました。サイナスリフトをしてくださいと患者さんの方から希望されました。

治療に対し、とても理解力がある方です。しかし写真を見てもわかるとおり洞粘膜が非常に薄いため、難しい症例でした。

ゆっくりと慎重に洞粘膜を挙上し、S社のインプラントを最も良いポジションに埋入することができました。 

一般的にサイナスリフトを行う場合、洞粘膜を挙上して人工骨を入れ、インプラントを埋入するまでを同時に行う「1回法」では、既存骨が4~5ミリ以上あったほうが良いとされています。

この患者さんの場合は、既存骨が3.5ミリくらいでしたがBLXインプラントを埋入したところ、35ニュートンという充分な初期固定の値を得ることができました。

BLXはそれほど初期固定が良いインプラントであることがわかりました。形状の特徴としてスレッドが鋭く骨に接する面積も広いので、骨にしっかりとかみ込んで固定されているということです。

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