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軟組織が分厚いためアトランティスアバットメントを用いて最終補綴物を装着した症例

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60代の女性です。左上6番(第一大臼歯)の欠損に対し、インプラント治療を行いました。幸いなことに上顎の骨が充分にあり骨量も骨質も良かったので、上顎洞底拳上手術を行わずに11㎜のインプラントを埋入することができました。 ただ、この方は軟組織が非常に分厚く、粘膜貫通部の距離が長いため、メーカー既製のアバットメントではインプラントと上部構造を綺麗に接合することができません。CAD/CAMを用いてこの患者さんの個体に合わせたアトランティスアバットメントをアメリカのボストンで製作してもらい、それを使って上部構造を装着することができました。 20160715_01 20160715_02 20160715_03 20160715_04 20160715_05 20160715_06 20160715_07 20160715_08 20160715_09 このように患者さんそれぞれに合わせた歯を作っていくために、アトランティスアバットメントは有効です。  インプラント治療においては、インプラントの埋入だけを注目するのではなく、噛み合わせや粘膜の状態も考慮しながら最終補綴物を作らなければならないといつも考えています。
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