jaw-deformity顎変形症治療
いわゆる「受け口」や、前に出ている歯茎の位置を正常な位置に戻したり、顎の痛み、かくっと鳴る顎の治療も行っています。他院では難しい症例でも当院で治療できる場合がありますので、あきらめずにご相談ください。
顎変形症とは
アゴの骨の変形により、上アゴまたは下アゴが大きく出ていたり、引っこんでいる場合や顔が非対称で歪んでいる場合などを総称して、顎変形症と呼んでいます。このような状態では、うまく食べ物が噛めなかったり、発音が不明瞭になったりすることがあります。日本人では、下アゴが突き出し、下の歯が上の歯の前にある、俗に受け口といわれている下顎前突症がもっとも多く見られます。アゴの骨の発育異常や外傷・手術後の変形などが原因と考えれています。治療としては、アゴの形や歯の噛み合わせを正常にするための、歯列矯正や外科矯正などが行われています。
治療の流れ
カウンセリング
まず、患者さんがどのような悩みを抱えているかについてカウンセリングを行います。
次に、精密な検査です。検査の内容は、以下の通りになります。
- 1. 歯列模型の検査
- 2. レントゲンによる残存歯及び歯周組織の検査
- 3. 頭部X線規格写真(セファログラム)
- 4. 顔貌の正面・側面から見る写真
- 5. 口腔内写真
- 6. 顎関節の検査
このように多岐にわたった精密検査を行い、顎変型症かどうか、また、手術が必要かどうか等、検査結果を詳細に分析して診断します。手術が必要と診断された場合、術前術後に矯正治療を行うか、あるいは一般歯科治療を行うか等でも治療法は変わってきます。患者さんに最も適した治療法を総合的に判断した上で、詳細な治療計画・期間・費用等をご説明します。
手術
顎変型症の手術は、一般的に短期入院(10日から14日)が必要で、ほとんどのケースが全身麻酔下で行われます。
手術法は、
- 1. 上下の顎全体を切り、前方・後方へ移動する方法
- 2. 歯の植わっている周囲の骨を一部切り、移動させる方法
- 3. 顎の先端やエラ(下顎角)を取り、顎のラインを整える方法 など様々です。
手術法も口内法を用いるため、顎表面の皮膚には傷は残りません。
治療後は噛み合わせや顔貌の改善により自分に自信が持て、幼い時から抱えていた悩みが解消され、性格や表情などが明るく変わる方が多いようです。
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